恋する段差ダンサー

ハイクの投稿をまとめて記事にしていました。

因果応報インターネット〜批判で「逆世論」が育っていく話。

岡田育氏の夫である梅田望夫氏が「日本のWEBは残念」と言ったから、日本のネットは残念になり、中川淳一郎氏が「ネットはバカで暇人のもの」と言ったので、日本のネットはバカで暇人のものになった…。

その手の批判めいたことを言う人は、実は「そうなってほしい」と望んでいるから「そう言ってるのではないか」と私は思ってるのです。

なぜなら、実際にそうなったら「残念ではなくて暇でもバカでもない」彼ら本人が得をするから です。自分たちだけが特別で「周りにはバカでいて欲しい」のが彼らなんです。だから批判しながらも、実際は「そうなってほしい」わけ。


なんで今こんなこと急に言ってるのかというと、能町みね子氏が「高輪ゲートウェイ反対署名」を集めてる、というニュースを見たからですね。

はてなブックマーク - 高輪ゲートウェイ撤回署名5万弱


確かに登場当初は「なんやその駅名は!?」みたいな感じでしたが、今やどうでもいいというか、すっかりみんな忘れてると思います。
そんななか、必死に署名活動をしてる、というニュースが出ると「まだやってたんだ」「ちょっとシツコイかも」な世論が形成され「そんなことに逆らってるほうが変」みたいな空気になって「高輪ゲートウェイ」は逆に認められていくのではないか、と思うのです。

私、最近よく安倍バッシングについて「10年前にメディアが下痢などと茶化したせいで今の台頭がある」と言ってるのですけど、コレなんかもまさしく同様で、今の世の中の流れって、叩けば叩くほど、その叩く相手のほうに有利な民意が形成されていく傾向があるのですよ。そういうのって「10年前からの流れ」なのに、頭がいいはずのメディアも野党もわかってないのが、本当に気の毒に思います。


そういえば先日、春風氏のこんな記事が話題になっていました。
ブコメの反応はこんな感じです。

はてなブックマーク - 有名税|春名風花|note


通常の私であれば「クソリプひどい」「ミソジニーほんとクソ」みたいに言うのだが、この人の場合は逆になってくる。当ブログ過去記事や上記ブコメでもちょっと書いたが、ろくでなし子さんとか、あとは「ウシジマいい肉」氏もそうなんだけど、この種の人々は「わざとクソリプ煽るようなことを書いている」という印象を持ってる。
芦田宏直氏とかも同じなんだけど、わざと「バカ」を引き寄せるような発言をし、「釣られた人間を茶化す」という「高尚なお遊び(ストレス解消)」を、昔からずーっと続けている人々なのです。
もちろん発言内容は周到に考えられてるので、その「アオリの内容に矛盾や間違いはない」のですよ。ただ「言い方の問題」で、彼らの言う「バカ」とされる人々が反応しやすい表現でわざと言う わけ。
これはある種の「マッチポンプ」と言ってもいいのではないかと思うのですよね。「はるかぜ先生」「ろくで先生」「ウシジマ氏」などという方々もこれに当てはまるというわけ。彼らはみんな「バカで暇人で残念なネット民」を餌にし、毎日生きている人々なのです。

恐らく、こういう言動って 常に自分が渦中に居ないと「生きてるーって感じ」がしない みたいな、ある意味「病の一つ」なのだろうと思う。はあちゅう先生も似たところあるよね。観察として面白いなとは思うが、ああはなりたくない。


今のツイッターというのは、始まったばかりの10年前と違い、ひろゆきが言ってたとおり「積極的発言ユーザー層」がとても偏っているので、「スルー」力や「さばく」能力がない人には、使うのは難しいツールになってると思う。
私はよくあれを「感情増幅装置」と言ってる。だから自分の中に、ちょっとでも「拘り」や「偏った考えがある」という人は、それを「増幅してしまわないよう離れてたほうが無難」だと思う。

それが、上記「ネット釣り人たち」の「餌にならないため」に自分ができる唯一の自衛法じゃないかなと思った。


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