恋する段差ダンサー

ハイクの投稿をまとめて記事にしています。

アーティスト女子に通う人々

これは今の仕事が終わったらまたゆっくり書こうと思うけど、アイドルヲタと女子アーティストヲタのヒトが似ててほぼ同じだと言ったけども、僕の曲が一番最初にちっひーに歌われた時に」

書いてる途中で誤ってエンターを押してしまい投稿されてしまった上記の文章。面倒でそのまま放置してましたが「ある事件をキッカケに」続きを書き足したのが以下の文章です。


これの続きを書かないと、とずっと思ってたのだが、こんな事件がきっかけになってしまうとは*1

僕が若者のライブに通うようになって気づいた「インディー女子のライブにオッサンの大群しかいない問題」だが、それの元になったような出来事があったということなんだな*2

僕の曲が一番最初に女子に歌われてCD化された時*3、「この子はアイドルでもないし、いったいどういうファンが居るのだろう?」といろいろと検索してみたのです。
そうしますと「ファンのヒトのブログ」というのが出てきまして、それを読んだところ、まあほぼすべてのライブに通っている熱心な方のようなのですが、まあそういう「おっかけ」はどこにでもいるので、そこはさほど気にならなかったのだけど、問題は「その内容」でして、その歌手の「その日の声の調子、体調、立ち振舞など」ともかくコト細かく書かれていたわけです。
そしてパフォーマンス一つ一つに「この部分はよくなってきた」「ここはちょっと頑張りすぎたのかダメだった」「いつもの癖が出てしまった」などと、キミは親なのか師匠なのか?というような、担任が書く親への通知欄コメントみたいな寸評がズラーっと書かれていたのですね。

これにはものすごくゾゾーっとしまして。これはいったいなんなんだ?と。こんな微に入り細に入りパフォーマンスを分析されてブログに書かれて、こんな奴に毎回来られたら、私だったら鬱になるわ…と本当に思った。

僕が今、歌やその他で「常に完璧じゃなきゃいけない」というような偏執的な練習を心がけてるのは、実は「このこと」があったからなんよね。自分のやってることや内容について「他人にガタガタ突っ込まれたくない」と。いくら愛情があったとしても、キミのためだと言われたとしても「そんなのゴメンだ」。そう思ったのだな。

こないだも書いたけど、それがアイドルなら、一種それを売りにしてる部分もあるし、元々そういうものだ、という双方の認識があるから、システムとして成り立っている部分があると思うの。
でも、インディー女子の場合「アイドルではなくアーティスト」として活動してるから、そこの線引きがどうしても曖昧になり、また本人も、いろいろ言われるのはキモいし嫌だけど、しかし客は失いたくないし、売上に響くのは困るし、というジレンマなのやな。だから強く言えない部分があり、そこにまた、こういうオタクは浸けこむようなところがあるのですね。

これは女子だけの問題じゃない。私も散々言ってるけど、ホントにプロデューサー面したおっさんとかウザいのが「僕のようなヒトにも寄ってくる」し「ファンです」とか「あなたのために」とか言いながら、ライブ直前に長々話し続けるとか、かえって邪魔してるし、そういうのは、本当になくならない、災害だと言っていいと思う。

こう考えていくと、一番最初に僕が出逢った日向文が、何故あそこまで塩対応だったのか、よーくわかる。彼女は既に、そういう問題点や被害の存在をちゃんと判っており、「彼女なりの防御をしたに過ぎなかった」のだろう。でもグッズとかは買ってほしいから、精一杯、というか、自分が折れることが出来る最大レベルまで媚は売るしかなかったのだろう、と。

最後に、客がオッサンしかいない問題、だが、それについて何ヶ月もずっと考えてたけど、今回の事件や、それで思い出した日向文のことをいろいろ振り返って「ひとつ解決案にならないかしら?」と思ったことがある。

実は僕が一番最初に観た日向さんのライブ、もちろん対バンたくさんいたのだけど、実はその出演メンバー「男女混合だった」のである。出演者、日向さんもいればピアノ弾き語り男子もいたり、女子ヴォーカルバンドがあったり、エレクトロがあったり、様々なジャンルがあり、性別も問わなかった。

相対して、僕がその後通ったインディー女子のライブ、完全に女子のみの出演者だったし、なんなら主催者も「○○女子の宴」的に、それを全面に打ち出した企画ばかりだった。
そういったことを調べていくうち、とあるライブハウスのマネージャーのインタビュー記事、というものを偶然発見し読んだところ「自分はブルースロッカーだったが、あることをキッカケにインディー女子にハマり、そういう子ばかり出演する企画をどんどんするようになった」と言ってたのだ*4

そう、つまり、そもそもそういうことを企画する人間が「そういうオタクを集めて売上につなげよう」と「女子ばかりを選別して集めていた」のである。

…そら、オッサンばかり集まるわな。。オレもだけどw

そう気づいて振り返ってみれば、日向のイベントはバンギャもいたし、同年代の男女たくさんそろっていたし、内容のレベルも高く、終始楽しめたのを思い出す。

…そもそもそういう企画に出れるレベルに達するのが難しい、というインディー女子の実力的な現実問題もあろうけど、しかし、だからといって同列女子ばかり集めて、おっさんから金むしりとる計画ばかりやってても、それは双方のためにならんやろ。別に男女混合のイベントに出て何か問題点があるようなレベルの子たちだとも思えない。

だから、そのマネージャーと称するロックおっさんみたいな人が、たぶんそういうこと、つまり「アーティストをアイドル化させる」現象を炊きつけているというような、まあそういう動きもあるということやね。結局ここも「おっさんが女子を転がして商売してる」という場所の一つになっていたのだったと。

その後もこれ考えてるけど、まあしかし「お金は必要」だからな。それに、来てくれる人も「どんな相手であろうとありがたい」と思う部分もあろう。

要はそうやって「下積み時代に力を貯めて」次のステージに上がれればいいんだろうな。そうしたら「オッサン集団オンリーから徐々に広がって」いくんだろう。

イベント組む方も「本心は」それを願ってるとは思いますよ。色んな意味で日銭は大事!ライブに通うおっさんはパトロンにされていると。そういうありがたいお話。

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★関連 

karamandarine.hatenadiary.jp

*1:小金井ストーカー殺人未遂事件 - Wikipedia

*2:2018年になりツイッター等で「シンガーソングライターおじさん」として問題視されるようになった→

33man.jp

*3:米倉千尋さん

*4:某渋谷の店