恋する段差ダンサー

ハイクの投稿をまとめて記事にしていました。

「パクリ天国ジパング」浄化作戦

これな。ホントにそう。日本はパクリ天国とか言われてたのに「何もなかったように」中国とか叩いてるんじゃねえよって思う。

他にも路上での唾棄や排尿などし放題でしたよ。そんなオトナが心の底から嫌で「僕はこういう人になった」んですから。当時から、今みたいな「整然とした国家」だったら、そんなに嫌ではない。それくらい、昔は「ものすごく酷かった」ってことなんよ。

そういえば、宮崎勤の件でオタクが叩かれるようになった、というの「本当かどうか」って話題になってたけど、これも実際に「ものすごく生きにくく」なった*1。まず友人に言われた一言「宮崎の部屋がTVで写ってたけど、おまえの部屋やん」と言われましたし、アニメ、特撮、ロリ系の話題は「一般の人の前では一切出せなく」なりましたし*2
こういうのね、今の「40代以降の人なら覚えてるはず」なんだよ。だからこそ「反動で」自治体名や施設名をキラキラにしたり、どこの駅前も小奇麗に整備したり、とかやってたんだろ?
そういうことやってる責任者の人々は「過去の日本がそういう小汚い社会だったと知ってる」から、そう 浄化 してるわけです。文化だってそう。だから「自浄しよう」と頑張って、だんだんパクリとかも少なくなり、今みたいになったわけで*3

だから当然みんな知ってるはずの「そんな昔の日本の常識」なのに、何を今さら「なかったコト」にしようとしてんじゃねえよ!と思う。

日本も昔はこんなヒドイところでした、でも一生懸命、民度を高めて綺麗にしました、くらい言っていいと思う。そして仮に他国が遅れていると思うのなら「それを助けてやれ」と思うけどね。

 
「3丁目の夕日時代がよかった厨」の人たちは、あの時代の日本が、音楽とか商品とか「舶来のパクリばかりでホントどうしようもなかった」という事実は 敢えて目をつぶってるんでしょうか。

僕が子供の頃セサミストリートを見てた時、中に出てくるすべてのもの(音楽映像、道具や小物、建物、洋服等)がすごくいいものばかりに見えて「こういうのがなんで日本にないんだろう?」とずっと思ってた。それくらい当時の日本には「何もなかった」ってこと。
そういう意味じゃ今の中国のことなんか全然言えないと思うよ。ほんと空々しくて。

あとね、個人的な意見ですが、メディアが執拗にオタクを叩いたのは「同族嫌悪」だと思ってます。メディアの職業につく人なんて「そもそもオタク」です。その闇というか「嫌な部分」を宮崎に見せつけられて、これはかなわん、と思ったんでしょ。自分らも一緒と思われたくない、だから叩こう、という気持ちになったんだと思う。オレラは彼とは違うから、とね。


★ネットを浄化する

ということで話は戻りますが、前述の「浄化」という話。 これいろいろと感慨深くて、例えばこないだ「岡田育氏のツイッター発言」て「なんであんなんやろね」という話題になって、なんか彼女って ネット界の浄化 みたいなことを望んでるんちゃうん?みたいなことを僕が思ったのですね*4


で、たまたまですが、別件でいろいろ「昔の自分のブログ」を読み返してたら、こんなのが出てきましてね。

d.hatena.ne.jp

梅田望夫氏はその後「岡田育氏の夫になる人物」ですが、この自分の記事を読んだとき「ああ!そういうことやんな!!」って、もう全ての謎が解けたよ!ワトスン君!みたいになってな。まさに10年後の答え合わせ!

まあしかし「かつての僕も岡田氏と似たような考え」だったから「彼女らの考えもよくわかり」。しかし「そうなってはいかん」という気持ちも強くあり。
表現者としての自分は「そこは決して妥協しない」と再び心に誓ったのであった。うむ。

★関連

karamandarine.hatenadiary.jp

*1:ちょっと宮崎事件補足しておきます。ココにいろいろありますね。
表現規制問題とオタク差別に関する私見(備忘録) - Togetter

以前ココで、内田春菊の話をしましたけど、私、彼女のファンだったのでメディア出演とかも追ってたのですよ。で、宮崎事件のちょっとあとくらい、春菊さんが出たある討論番組で「なんかそれはちょっとオタクぽいと思う」と発言したところ、他のパネラーの皆さんが、その言葉を知らず「オタク??」っていう反応をしたのです(録画してたので動画残ってるw)。いま思えば、この辺が時代の境目

*2:関連 → サブカルの闇と「エロ隠し」

*3:マニアの人すぐ怒る問題 2

*4:岡田育氏のギャラ払わないヒト問題