恋する段差ダンサー

ハイクの「下書き」をまとめて記事にしています。

ジミー・ペイジに抱かれたい

Led Zeppelin / Burn That Candle - 1975  *1
アールズコート凱旋公演。祝 40周年!
いよいよ最終日。これで終わりかー。。


僕のサイト激推し音源がなんと!公式リリース*2になったということで、2003年当時、内外とも一気に盛り上がったわけだけど、僕の身に起こったことはそれだけではなかった。
それ以前の「音源」業界は、プレミア価格アイテムと実際の演奏内容のレベルが「全然一致してなかった」の。「なんでこれが名盤扱い??」みたいなクソがたくさん有った。それを是正したい!という使命感一心で頑張って全日程レビューという大それたことを行ったわけ。
そうして2003年。ジミー・ペイジの監修でCDやDVDが公式にリリースされたとき、そのセレクトされた曲のテイク、たとえば75年のロンドンならば、5日間のうち「この曲は何日のテイクをセレクト」というような基準が、それまでの定説を覆して「僕のお勧めと全く一致した!」という、素晴らしい出来事があったのですよ。

つまり「ジミー・ペイジと僕の感覚が同じ!」ということです!!

僕がたったひとりで何年も「これじゃないんだ!本当に名演なのはこっちなんだ!!」って主張し続けてたわけですよね。それをペイジ本人が「そのとおり、こっちのテイクがいい、ということで合ってるよ」と「回答を」くれたわけ。

この感動は本当に忘れられない。
「そうですよね!!こっちですよね!!」って。

この時点で、それまでの定説が全部ひっくり返って、これ以降、僕のしたかったとおりに、Led Zeppelin のライブ世評が変わっていったわけです。 これは自分の初アルバムが出来たのと同等くらいの、人生の中での最大の喜びでした。

これは自分の音楽的感覚にジミー・ペイジがお墨付きをくれた!ということです。「自分は間違ってなかった」と証明された、ということです。
こんな素晴らしい承認のされかたは、そうそうないよ。自分の耳を信じて生きてきてホントによかったなあ、と心から思ったよね*3

なんつかね、音楽家には「音楽家にしかわからない合言葉」みたいなものがあるんだな。僕はジミー・ペイジが発している「その合言葉が何なのか」全ライブ録音を聴きながら必死に探し続けたんだよ。そうして僕なりに導き出した仮説がこのサイト。
で、ペイジ先生が「うん、だいたいこんな感じじゃないかね」と言ってくれた、ということなんだよ。
表現者はすべてのこと、発表した作品だけでなく「言動、見た目、その他」全部がメッセージになる。僕が「コンプリート」ということにこだわるのもそういう理由だし。

例えば僕がやった高浪さんのインタビュー、「すべて」文字に起こして載せたのも、そういう理由。あの内容だけでなく「間合い」も語ってる と思ってるからだよね。今ちょうどピチカートの後期を聴きこんでるところだけど、彼が脱退後のグループの音楽とは、例えばあのインタビューの 間合いの部分に示唆されてたりする のではないか、と考えていた。
そう思った時、あれも一字一句全てのみならず、間合い「そう」とか「うん」とか、そういう間のあるやりとりまで含めて文章にしたのは、すごいよかったのだな、と改めて思ったんだよな。
間合いや空気まですべてが表現だと考えれば、それが、お互いのみで通じ合う合言葉になるだろう。それが出来た者だけが見えるもの、というのが確実にあるということなんだな。

音楽とは「間」である、と。
それがジミー・ペイジから僕が学んだことだったと。
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なお、このエントリのタイトルは
以下のブログからインスパイアされました。
id:yomoyomo さん)

d.hatena.ne.jp

*1:私が書いた Led Zeppelin 全ライブ公演レビューサイト

*2:

HOW THE WEST WAS WON

HOW THE WEST WAS WON

 

*3:彼が私のサイトを実際に見ていたか見ていなかったのか、というのは「どうでもいい」のです。「感覚は同じだった!!」というのが重要なことなのです。